
食生活を見直そうと思ったきっかけ
私はもともと食べることが大好きで、仕事帰りにはついラーメンや揚げ物、休日にはファストフードや甘いスイーツを楽しむ生活をしていました。30代の頃はそれでも大きな不調はなかったのですが、40代に入ったあたりから体の変化を感じるようになったんです。
朝起きてもだるさが取れなかったり、昼食後に強烈な眠気に襲われたり…。肌荒れもひどくなり、「これは何かを変えないといけない」と思い立ちました。そこで始めたのが、健康的な食生活への挑戦でした。
最初に取り組んだのは「朝ごはん」
一番初めに見直したのは、朝ごはんを食べることでした。以前はギリギリまで寝てしまい、朝食を抜いて出勤することが当たり前。ですがそのせいで午前中は頭が働かず、集中力も続かなかったのだと思います。
そこで、まずはヨーグルトにバナナを入れるだけ、あるいは全粒パンにチーズをのせるだけの簡単な朝食を続けてみました。すると、数日後には午前中のだるさが軽くなり、仕事にも前向きに取り組めるようになったのです。
野菜を意識してプラスする工夫
次に意識したのは「野菜をとること」。一日の目標が350gと聞いて驚きましたが、よく考えると普段の食事では全然足りていませんでした。
私は料理が得意な方ではないので、最初はサラダ用のカット野菜や冷凍のブロッコリーを常備しました。夕飯には味噌汁に野菜を多めに入れたり、昼食のお弁当にも蒸し野菜を詰めたり。小さな工夫を重ねるだけでも、「今日は野菜をしっかりとった」という満足感が得られて、自然と続けられるようになりました。
炭水化物の質を変えると満腹感が違う
ダイエットを意識して炭水化物を極端に減らしたこともありましたが、結果は逆効果で疲れやすくなってしまいました。そこで今は、白米の代わりに玄米や雑穀米を取り入れています。
最初は食べ慣れずに抵抗があったのですが、噛みごたえがあるので少量でも満足感があり、食べ過ぎ防止にもつながりました。体調も安定し、以前のような血糖値の急上昇による眠気も減った気がします。
たんぱく質をしっかりとる習慣
筋肉や肌を作るためにはたんぱく質が欠かせないと知り、毎食に意識して取り入れるようになりました。特に豆腐や納豆は安くて調理も簡単なので、今では冷蔵庫に常に常備しています。
朝は卵、昼は鶏胸肉のサラダ、夜は魚と豆腐を使った鍋。そんな組み合わせにしただけで、以前より体の疲れが残りにくくなったと実感しています。
間食を工夫するだけで大きな変化
どうしても小腹が空いてしまうときには、以前はポテトチップスやチョコレートに手を伸ばしていました。でも今は素焼きナッツや旬の果物に置き換えています。
特にナッツは少量でも満足感があるので、デスクワーク中の眠気防止にも役立ちました。お菓子を控えられるようになっただけでも、体調がずいぶん違います。
外食やコンビニを利用するときの工夫
忙しい日には外食やコンビニを避けられないこともあります。そんなときは、ちょっとした選び方で栄養バランスを整えるようにしました。
例えば、丼物よりも定食スタイルを選ぶ、揚げ物だけでなくサラダや煮物を追加する、おにぎりの具は梅や鮭を選ぶ、飲み物は甘いジュースではなくお茶にする。これだけで「罪悪感のある食事」から「工夫した食事」に変わり、気持ちも前向きになります。
続けるためのちょっとしたコツ
実際にやってみて感じたのは、「完璧を目指さないこと」が大切だということです。外食や付き合いで好きなものを食べる日があっても、それをストレスにせず「次の日に整えればいい」と考えるようにしました。
食生活を変えて感じたこと
食生活を見直して半年ほど経った頃、私は次のような変化を実感しました。
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朝の目覚めがスッキリするようになった
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昼食後の強い眠気が減った
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体重が自然に2kgほど減った
数字の変化よりも「毎日を快適に過ごせるようになったこと」が何より嬉しい収穫でした。以前は体が重く感じる日が多かったのですが、今では毎日を前向きに過ごせています。
まとめ
健康的な食生活といっても、特別なことをする必要はありません。
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朝食を抜かずにとる
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野菜を毎食プラスする
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炭水化物は玄米や雑穀米など質を意識する
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良質なたんぱく質を毎食とる
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間食はナッツや果物に置き換える
こうした小さな工夫を少しずつ積み重ねるだけで、体も心も大きく変わっていきます。
私は「健康的に食べることは難しいことではない」と身をもって体感しました。もし同じように食生活に悩んでいる方がいたら、ぜひ気軽に取り入れてみてください。最初の一歩としては、簡単にできる朝食習慣から始めるのがおすすめです。