
はじめに:食卓に笑顔を呼ぶ唐揚げ
「お肉は好きだけど、脂っこいのはちょっと……」そんな息子の好みに合わせて試行錯誤していたある日、思いついたのが梅肉ソースを使ったあっさり唐揚げでした。唐揚げといえばジューシーで濃厚な味が定番ですが、梅の酸味が加わるだけでぐっと軽やかに。あの“好き嫌い大魔王”の彼が「これ、美味しい!」と完食したときは、思わずガッツポーズしてしまいました。
このレシピは、家族の健康を気遣いつつも、満足感のある味わいを目指したもの。油を使う料理なのに、罪悪感が少なく、家族全員が笑顔になる一品です。
鶏むね肉でもしっとり!下味の工夫
使ったのはヘルシーな鶏むね肉。パサつきがちな部位ですが、酒・しょうゆ・すりおろし生姜・にんにくを合わせた下味に少し時間を置くことで、しっとり柔らかに仕上がります。ポイントは“衣を薄く”すること。片栗粉を軽くまぶす程度でOK。カリッとした衣と、梅肉ソースのサッパリ感が絶妙にマッチします。
下味のコツ
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調味料は少し多めにしてしっかり揉み込む
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冷蔵庫で30分以上寝かせる
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揚げる前に軽く粉をはたいて余分を落とす
 
これだけで、むね肉とは思えないほどのジューシーさに仕上がります。
揚げ方のポイント
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170℃の油でじっくり揚げ、最後に温度を上げてカリッと仕上げる
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油を切ったあと、キッチンペーパーで軽く押さえるとサッパリ感アップ
 
梅肉ソースの作り方:さっぱりだけど奥深い味わい
ソースはシンプルながら、香りと味のバランスが絶妙です。甘酸っぱい梅の風味が唐揚げの脂を中和してくれ、後味がとても軽く感じます。
材料(2〜3人分)
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梅干し(塩分控えめタイプ)…2個
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みりん…大さじ1
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しょうゆ…小さじ1
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砂糖…少々
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ごま油…数滴
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かつお節…ひとつまみ(お好みで)
 
作り方:
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梅干しの種を取り、包丁で叩いてペースト状にする。
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調味料をすべて混ぜ合わせる。
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仕上げにごま油をほんの少し垂らし、香り付け。
 
お好みでかつお節を加えると、旨味が増してさらにご飯がすすむ味になります。
実際に食べてみて:家族の反応
普段は揚げ物を避けがちな息子が、この日はおかわりをリクエスト!夫も「これ、ビールに合うなぁ」と満足げ。唐揚げの香ばしさに、梅の酸味が絶妙なアクセントになっているようで、箸が止まりませんでした。脂っこさが気にならないので、翌日のお弁当にもぴったりです。
息子のコメント
「いつもの唐揚げより軽くて食べやすい!」
親として、好き嫌いの多い子どもが嬉しそうに食べてくれる瞬間ほど幸せなことはありません。冷めても美味しいので、お弁当やお花見弁当にもおすすめです。
アレンジ例
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サラダにのせて「梅唐揚げサラダ」に
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おにぎりの具として使うと爽やかな味に
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冷しゃぶのタレとしても応用可能
 
器と盛り付けのポイント:見た目も美味しく
料理は味だけでなく見た目も大事。今回は、北欧風の深皿に盛り付けてみました。白い器に梅ソースのピンクが映えて、食卓が一気に華やかに。添えたのは大葉とレモンのスライス。これだけで「お店みたい!」と家族から歓声が上がりました。
盛り付けの工夫
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白い器を使うと梅の色が引き立つ
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大葉を敷いて香りと彩りをプラス
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レモンを添えると爽やかさがアップ
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小鉢に余った梅ソースを添えて“つけダレ風”に
 
北欧インテリアと食卓の調和
我が家のテーマは「おしゃれだけどリアル」。食卓も例外ではありません。木目のテーブルに、シンプルな白のプレート。そして淡いグレーのリネンを敷くだけで、ぐっと北欧らしい雰囲気に。梅ソースの色合いが映えるよう、照明も少し暖色に調整しました。
インテリア小話
実はこの唐揚げを撮影した日は、ちょうど新しい照明を取り付けた日でした。少し黄みがかった光が、料理をより美味しそうに見せてくれて、写真映えもバッチリ!お気に入りの器と一緒に撮ると、食卓の記録がまるで小さな作品のように残ります。
さらに、テーブルクロスやカトラリーの素材を季節ごとに変えることで、同じ料理でも印象がガラッと変わるのも楽しいポイントです。
忙しい日でも作れる!時短ポイント
仕事帰りでもサッと作れるように、下味冷凍しておくのもおすすめです。鶏むね肉に下味をつけて冷凍しておけば、あとは揚げるだけ。梅肉ソースも冷蔵庫で3〜4日保存可能なので、作り置きしておくと便利です。
時短テク:
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下味をつけた状態でジップ袋に入れて冷凍
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朝冷蔵庫に移して自然解凍
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夕方、粉をつけて揚げるだけ
 
さらに余裕がある日は、まとめて揚げて冷凍保存もおすすめ。トースターで温め直せば、外はカリッと中はふっくら!
まとめ:家族が笑顔になるあっさり唐揚げ
唐揚げと梅肉ソースの組み合わせは、見た目も味も新鮮。脂っこくなくて食べやすく、子どもから大人まで楽しめる万能メニューです。さらに、器や盛り付けを工夫することで、おうちごはんがぐっと楽しくなります。
次は、梅ソースを使って冷しゃぶや魚料理にも挑戦してみようと思います。季節の変わり目にぴったりな“さっぱり系おかず”、ぜひ一度試してみてください!
  
  
  
  
